🏗️ 第 02

サイト構築 & 技術的SEO

技術的な土台 ―― 正しく作る(0 → 1)

📖 7 分で読めます 🕑 更新日 2026-06-18

サイト構築レイヤー(Site Build & Technical SEO)が解決する課題は一つ、検索エンジンがあなたのページをスムーズに発見し、クロールし、理解し、インデックスできるようにすることです。このレイヤーはキーワードリサーチの後、コンテンツ制作の前に位置します。どれだけ正確にリサーチし、どれだけ良いコンテンツを書いても、クローラーが読み取れず、URL がぐちゃぐちゃで、ページが 3 秒経っても真っ白なままなら、ランキングなど望むべくもありません。良いニュースは、このレイヤーがコードを書ける人にとって最も有利な戦場だということです。世の中の大半の「テクニカル SEO 問題」は、本質的に設定ファイル、HTTP ヘッダー、HTML タグ、そしてパフォーマンス最適化に過ぎません。すべてあなたの得意分野です。以下はこのレイヤーの概要です。

ドメインとホスティング(Domain & Hosting)

  • 何か:ドメインはサイトのアイデンティティ(Domain)であり、ホスト/サーバーはページの応答速度と可用性(Hosting)を左右します。
  • なぜ重要か:応答が遅い、頻繁にダウンするといった状態はクロール効率とユーザー体験を直接低下させます。HTTPS は基本的なランキングシグナルです。
  • どうやるか
    • 短く、覚えやすく、テーマに関連したドメインを選ぶ。新規ドメインには「ドメイン年齢」のボーナスはありませんが、過去の負債もありません。
    • サイト全体で HTTPS を強制し、http://www あり/なしを唯一のバージョンへ統一して 301 リダイレクトし、複数のサイトと見なされるのを防ぐ。
    • CDN を備え、ターゲットユーザーに近いデータセンターを持つホストを優先する。最初のバイトまでの時間(TTFB, Time To First Byte)は低いほど良い。

🧑‍💻 開発者視点:curl -I https://あなたのドメイン でレスポンスヘッダーを確認しましょう。ステータスコードが 200 であること、strict-transport-security が付いていること、そして意図しない x-robots-tag: noindex がないことを確認します。

サイトアーキテクチャ(Site Architecture)

  • URL 構造example.com/seo/technical-seo のように、意味のある、小文字で、ハイフンで単語を区切ったパスを使い、?id=123&cat=7 のようなパラメータの積み重ねを避ける。
  • 階層(Hierarchy):重要なページはできるだけトップページから 3 クリック以内で到達できるようにする。階層が浅いほど、リンクの評価(権威)の伝達とクロールがスムーズになる。
  • 内部リンクとトピッククラスター(Internal Links & Topic Cluster):一つの「ピラーページ(Pillar Page)」であるテーマを統括し、それを取り囲む複数の「クラスターページ(Cluster Pages)」が相互にリンクし合うことで、検索エンジンにそのテーマの権威性を伝える。
  • どうやるか:ナビゲーションとパンくずリスト(Breadcrumb)の構造を明確に保ち、内部リンクのアンカーテキスト(Anchor Text)には「ここをクリック」ではなく、説明的なキーワードを使う。

💡 ヒント:サイトを一本の木に見立ててみましょう。トップページは根、カテゴリーは枝、記事は葉です。クローラーは内部リンクをたどって「木を登る」ので、リンク切れは枝が折れているのと同じです。

テクニカル SEO チェックリスト

これがこのレイヤーの核心です。一項目ずつ照らし合わせていきましょう:

項目役割ポイント
robots.txtどのパスをクロールしてよいかをクローラーに伝えるサイトのルートディレクトリに置く。ページを「隠す」用途に使わないこと。これはインデックスを防がない
sitemap.xmlインデックスしてほしい URL を列挙するGoogle Search Console に送信する。インデックス可能なページだけを載せる
canonical重複コンテンツの「本家」を指定する<link rel="canonical" href="..."> で優先する URL を指す
hreflang多言語/多地域バージョンの対応付け<link rel="alternate" hreflang="zh-CN" href="..."> を使い、双方向の参照が必要
構造化データ(Schema)コンテンツの種類を検索エンジンに理解させるJSON-LD を使い、リッチリザルト(Rich Results)を獲得できる
  • モバイルファーストインデックス(Mobile-First Indexing):Google は主にモバイル版のページを使ってインデックスとランキングを行うため、モバイル端末のコンテンツ・構造化データがデスクトップと一致していることを確認する。
  • Core Web Vitals(コアウェブバイタル)LCP(最大コンテンツの描画 ≤ 2.5s)、INP(インタラクションから次の描画まで ≤ 200ms)、CLS(累積レイアウトシフト ≤ 0.1)。
  • クロールバジェットと重複コンテンツ(Crawl Budget & Duplicate Content):canonical、パラメータの処理、適切な内部リンクを使って、クローラーが無意味な重複 URL に割り当てを浪費しないようにする。

robots.txt の最小サンプル(sitemap は絶対アドレスを使う点に注意):

User-agent: *
Allow: /
Disallow: /admin/
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml

記事用の構造化データ(JSON-LD)の骨格:

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "技术 SEO 入门",
  "author": { "@type": "Person", "name": "你的名字" },
  "datePublished": "2026-06-18"
}
</script>

🧑‍💻 開発者視点:これらのファイルを手書きしてミスを出さないように。本サイトの robots/sitemap ジェネレーターSchema ジェネレーター で直接生成し、Google のリッチリザルトテストツールで検証しましょう。

サイト構築ツールの選定(CMS / Framework)

ツールによって SEO への「デフォルトの親切さ」は大きく異なります:

  • WordPress:エコシステムが成熟しており、Yoast/Rank Math などのプラグインが meta、sitemap、Schema をまとめて面倒を見てくれる。欠点は、パフォーマンスをキャッシュや最適化プラグインで補う必要があること。
  • Webflow:ビジュアルでサイトを構築でき、SEO フィールド(title、canonical、hreflang)が初期設定で使える。サーバーに触れたくない人向き。カスタムロジックには制限がある。
  • Next.js:React フレームワークで、SSR/SSG をサポートし、コントロール力が最も高い。ただし next/headgenerateMetadata、動的 sitemap ルートを使って SEO を自分で「補完」する必要があり、そうしないと CSR はデフォルトでクローラーに不親切。
  • Astro:コンテンツサイトを狙ったもので、デフォルトで静的 HTML を出力し、余計な JS がゼロ。Core Web Vitals とクロールに自然にフィットし、ブログ/ドキュメント/SEO サイトに特に扱いやすい(本サイトもまさに Astro を使用)。

⚠️ 注意:純粋なクライアントサイドレンダリング(CSR)のシングルページアプリケーションは、ファーストビューの HTML が空の殻になっている可能性があります。静的生成(SSG)またはサーバーサイドレンダリング(SSR)を優先し、クローラーに完全なコンテンツを渡しましょう。

📌 本レイヤーは施工中

完全なチュートリアル(各設定のステップごとの実践とコードサンプルを含む)は執筆中です。お楽しみに。まずは下記の早見チェックリストで基礎を固めましょう:

  • サイト全体で HTTPS を強制し、すべてのドメインの異形を唯一の優先 URL へ 301 する
  • robots.txtsitemap.xml を生成して送信する(本サイトのジェネレーターが使える)
  • 重要ページに canonical を付け、重複/ページネーションコンテンツの帰属を整理する
  • JSON-LD で記事、パンくずリスト、組織情報に構造化データを付ける
  • Lighthouse を一度実行し、LCP / INP / CLS の 3 項目が基準を満たしているか確認する